ナメック星人は食事による栄養摂取が必要無く、水を飲むだけで生命を維持できます。
つまり、仕事をしなくてもコストゼロで悠々自適に生活していけるのです。
食べる必要が無い以上、ナメック星人はお金を稼ぐモチベーションが地球人に比べると非常に低い種族であると考えられます。
というより「お金」という、通貨の概念すら存在しないかもしれません。
あくせく働く必要が無いナメック星人の生態について、考察しました。
ナメック星人は水を飲むだけで生きていける低燃費体質
ナメック星人の生態を知るにあたって、デンデは重要なキャラクターです。
ナメック星でのブルマのアジトで地球から持ってきた幕の内弁当と思しき食事をデンデに出したところ、デンデは「ボクたち、こういうの食べません。 水を飲むだけでいいんです。」と明言してます。
ザーボン・ドドリア他に同郷の村人を殺されたショックで食欲が無いという訳ではなく、どうやら本当に水だけで生活してる様です。
水だけで生活出来る事は地球人にとって有り得ない事ですが、ナメック星人の体内では水に含まれる微量のカルシウムやナトリウムなどのミネラルを、身体維持のエネルギー源に効率よく変換できるのかもしれません。(もっとも地球から9045YXも離れたナメック星に、ミネラルが存在するか分かりませんが・・)
我々地球人にとって楽しみの一つである食事を摂る必要が無いのは味気無い生活ですが、ナメック星人にとってはそれがスタンダードです。
ナメック星には水が大量にあるので、いくらでも飲み放題です。
神様曰く ナメック星人は過去に食事してた
しかし重箱の隅をつつけば矛盾点が有り、コミック21巻でミスターポポが宇宙船を見せにブルマを空飛ぶ絨毯でユンザビット高地に連れてった時の事。
地球の神様が幼少時代にナメック星で過ごした回想シーンで
「あそこでは食べるものもろくになかったしな・・・」と発言してるので、大昔はナメック星人も食事を摂る文化が有ったという事になります。
親の帰りを20~30年も空腹のまま待ってて、身体が食事を摂らなくても生きていける様に長い年月をかけて変化したのかもしれませんね。
ピッコロをはじめ戦士タイプ以外のナメック星人に食事しないけど歯があるのは、その名残でしょうか。
ナメック星は日没が無く、寝る時間は各自自由
ナメック星には太陽が3つも有り、常に昼で日没というものがありません。
地球では『白夜』という太陽が沈まない現象が、緯度が高い北極圏(北欧、ロシア北部、カナダ北部)か南極大陸で起きます。
白夜は薄明かりになりますが、ナメック星では完全に明るいままの生活になります。
したがって「夜になったら寝る」という地球では当たり前のライフスタイルが無い為、彼等が寝る時間帯は各自バラバラで、眠くなったら寝るというのがナメック流です。
毎朝起きて会社に行くといったルーティンが存在しないので、ナメックではゆっくりとした時の流れで睡眠が取れます。
あくせく働く必要が無い為、村民性もおだやかでガツガツしてません。
1日の中で何回寝ても良いし、何時間寝ても良いのは羨ましいですね。
生活音が睡眠の妨げになるので、村によって就寝時間が決められてるかもしれません。
常に昼の明るさなので、アイマスクは必需品です。
ナメック人の名前は「カタツムリ」に由来し、性別が無い点もカタツムリに由来
ナメック星の人名や地区名などのネーミングには、全てカタツムリに関するものに由来してます。
・ナメック➡ナメクジ
・デンデ➡でんでんむし
・カルゴ➡エスカルゴ デンデの弟であるカルゴ(最長老の109番目の子)は、フリーザの「ビッ!」で即死。
・ネイル➡スネイル(英語でカタツムリ)
・アジッサ➡紫陽花(あじさい。梅雨時にカタツムリが生息)
・カタッツ&ムーリ➡カタツムリ ムーリ長老は、後に最長老へ昇格。
・マイマ地区➡マイマイ科
鳥山明氏は、ストーリーの進行と共に数多く出てくる新キャラクターの名前をいちいち考えるのは大変です。
ナメック系以外では、ギニュー特戦隊の「乳製品に関連した名前」など、ある程度カテゴリを絞りでもしないとサクサク名前を付けられません。
ナメック星人はピッコロの触角がカタツムリに似てるから、当時の鳥山明氏が場当たり的にカタツムリに特化した名前を付けたのかもしれません。
そしてカタツムリはオス・メスの区別が無い雌雄同体で、これも由来したのかナメック星人には性別がありません。
事前に界王様がナメック星について調べた時に「人口は100人足らず」と言ってました。
ナメック星人は最長老を親として、全員が最長老の実子です。
デンデは108番目の子ですが、この数字とナメックの全人口を考えると、ネイルや村のピンチに駆け付けた戦闘力3000の若者3人などを含む全員が血縁関係にある兄弟であると言えます。
そして界王様の「100人足らず」という発言から、デンデのお兄さんか弟さんは何名か亡くなっていると推測できます。
ニート生活の息抜きに、アジッサの栽培と自宅修繕で汗を流す
ナメックでは、ギスギスした人間関係や労働の必要も無く平和に暮らしてます。
平和なのは良いですが、何もストレスが無くやる事が無いのは退屈でつまらないものです。
ナメック星ではアジッサの苗木を栽培したり、自宅の外壁を修繕するくらいしかやる事がありません。
著作権の関係で写真を載せられませんが、コミック22巻の95ページにナメックの日常生活が描写されたシーンが載ってます。
村の老人がアジッサの植え付けと水やりをして、他の老人が子供たちに何やら教育をしてます。
大昔に異常気象でアジッサの森が枯れ果て、再び緑あふれる大地にしようとアジッサを盛んに植えてます。
ブルマとクリリンが問題無くナメックで呼吸できてる事から、大気中の成分は地球とほぼ同じなので、CO2削減の為にアジッサを植えてるのかもしれません。
若者たちは自宅外壁の修繕作業に汗を流してます。
地球でいう左官業的な事をしていて、コテに補強材みたいな物を付けて外壁にペタペタ塗ってます。
9045YXも離れた遠い地でも、同じ様な作業をしてるのは感慨深いものがあります。
ナメックでは娯楽的なものは無さそうです。
テレビやネットなどのメディアは無く、大人しく真面目な種族である事から芸人みたいな人も居ません。
ピッコロがダジャレを苦手とするのは、ここにルーツがある様です。
ピッコロは住所不定無職だけど、物質的にも経済的にも困る事は無い
ピッコロは特殊能力を使い、指先で「ピッ」とするだけで物質化できます。
悟飯がサイヤ人を迎え撃つ修行で、大猿に変身した後に服と剣をサービスでプレゼントしてます。
無から物質化できるこの能力があれば、基本的に困る事がありません。
ピッコロ自身が着てるマント付きの服やターバンも物質化できるので、常に新品を用意する事ができます。
食べ物も物質化できるので、本来のナメック星人と違い大食いのピッコロは食事にも困りません。
普段どこで寝泊まりしてるのか謎に包まれたピッコロですが、意外と良い暮らしにありつけていそうです。
お金が欲しければ、魔力を使って株やFXのチャートを自分が動かしたい方向に動かすだけだし、いくらでも稼げそうです。
労働をする必要が無く時間的な自由があるので、魔慣光殺砲や巨大化などの新技を開発できるのはピッコロならでは。
Z戦士の中ではサイヤ人にやや後れをとってますが、強敵は悟空やベジータが勝手に片付けてくれるし、ピッコロが死ぬと神様も死んでしまう事から丁重に扱われて、生死に関わるバトルでは自動的にストップがかかり、実はいちばん良いポジションなのかもしれません。
以上、ナメック星人の暮らしを考察しました。
コメント