Amazonで別格のネッククーラーを見付ける
2023年夏作成
最近の日本は昭和~平成初期に比べると明らかに暑くなってきていて、ここ数年は40℃以上になってしまう場面が珍しくありません。
エルニーニョ現象・フェーン現象などのメカニズムはよく分かりませんが、この異常な暑さは日本だけの問題ではなく、世界的なトレンドと言われてます。(海外では60℃近くになる地域がゴロゴロあり、アフリカのジブチ共和国は70℃を超えた!)
外出時の暑さ対策で強力な物を探していたところ、ペルチェ素子で冷却プレートを冷やすタイプのネッククーラーを知りました。
この「ペルチェ素子」というのが斬新で、そういえばけっこう前にTBSの「がっちりマンデー」で取り上げられてたなぁと思い出しました。
これは半導体の一種で、電流を流す事で瞬時に冷却・加熱が可能となるのです。
加熱も出来るので、冬はネックウォーマーとして使えます。
このハイテク感あるペルチェ素子のネッククーラーに絞って、Amazonその他のサイトをしらみつぶしに調べました。
機能とバッテリー容量を比較しながら考えると、1万円以下でも良さげな製品がけっこうあります。
Amazonで色々見てたら【 AICE3 】という近未来的なネッククーラーを偶然見付けて、瞬時に欲しいと思いました。
センセーショナルなカッコいい液晶画面付きの製品で、冷却効果も高いというレビューを見て、購入を決めました。
ネッククーラーを選ぶ際に気を付ける点は・・
■バッテリー容量
■製品自体が発する熱が、肌に極力触れない造りになっていること
■実際に購入した人のレビューをよく見る (ネガティブな意見も含めて)
■作動音がなるべく静かな物
■スマホのアプリで操作可能な物
■安物買いの銭失いになる可能性がある買い物なので「ケチらない」
これらの点に注意して、選定しましょう。
YouTubeで、欲しい製品の紹介動画を見るのも良いです。
AICE3のAmazonでの定価は4.4万円でしたが、セール価格の3.5万円で買いました。
高い買い物ですが、少なくとも10年は使えそうだし、ファッションアイテムとしても役立ちそうなので買いました。
届くまでの数日間は、昔ストⅡターボのSFCカセットを予約で買った時以来の待ち遠しさでした。
AICE3の操作・機能について
AICE3の操作は本体の液晶画面からでも出来ますが、専用のスマホアプリで操作した方が楽です。
『冷却プレートの温度』と『風量』の操作が主ですが、装着中に微調整したい時は本体から操作するのは困難です。
ネッククーラー本体の画面を見ながらの調整になるので、鏡があれば出来なくはないですが、いちいち首から外して操作するのはスマートではありません。
冷却プレートの温度は16~30℃までで、1℃単位で設定可能です。
風量は0~100までの100段階です。
加熱する場合は42~50℃で、風は一切出ません。
シンプルなアプリなので、操作はとても簡単です。
それから、自動運転モードとして【AIモード】が設定可能です。
外気温や使用者の体温・脈拍数などから、最適な温度・風量をお任せ出来ます。
AIモードの場合、本来MAXのはずの風量100より強い風が出る事があります。(気温や使用者の体調で、温度と風量が都度変動する)
ネッククーラー使用時のスマホアプリ画面は、こんな感じです。
夏に使う時は冷却モードをタップして、設定温度と風量を調整するだけです。
右上の数字がバッテリー残量で、残り10%になると本体から通知音が鳴ります。
その下の数字は外気温ですが、気にしなくて良いでしょう。
この画面上で指をなぞると、以下の画面が出て来ます。
「温湿布」 「座りすぎの緩和」 「ストレス緩和」などの意味が分からないモードが幾つか有りますが、これらは無視して良いでしょう。
冷却・加熱以外に出来る事としては
【Bluetoothによる音楽再生】
【脈拍数の計測】
【歩数計】
が有ります。
いちばん使いそうな音楽再生でも、スマホのスピーカーで聴くかイヤホンで聴けば充分なので、AICE3のスピーカーを使う事は個人的に有りません。
バッテリーも余計に消費されてしまいます。
普段乗るクルマのBluetooth再生よりAICE3の再生が優先されてしまうので(←設定でどうにか出来そうですが)、私はAICE3で音楽を聴く事は今後無いでしょう。
音量はけっこう大きく出来ますが、音質はそれほど良くないです。
脈拍数と歩数計についてはAICE3本体画面をスクロールするとそれらしい画面が出て来ますが、使い方が非常に分かりにくく、これらを使う人は殆ど居ないかと思います。
脈拍数と歩数計について必要であれば、それぞれのアプリを別途ダウンロードすれば良いでしょう。
涼しさ・バッテリー持ち・風の強さ&作動音は?
■涼しさ
高級品だけあって、かなり涼しいです。
上下に吹き出る風がありがたいです。
羽根式の扇風機と比べると風力は弱いですが、そこそこ吹いてくれます。
冷却プレートは普段22℃で使ってますが、けっこう冷えます。
それほど暑くない場所で16℃だと冷たすぎますが、炎天下では冷たさが掻き消される感じがします。
炎天下では「ぬるい感じがするけど、ちゃんと冷たいのかな?」とさえ思ってしまいますが、プレートが当たってる部分の肌を確かめると、ちゃんと冷たくなってます。
ある程度の暑さまでは威力を発揮しますが、あまりにも暑すぎる環境では、ほとんど効かないと思います。
■バッテリー持ち
専用のUSBケーブルを使うと、2時間半ほどで満充電になります。
外出先でこのケーブルを忘れた事があって、非公式品のUSBケーブルで充電した時は異常に時間が掛かりました。
30分でやっと1~2%増えるくらいのペースで、丸一日掛かってもたぶん満充電にはなりません。
本題のバッテリー持ちですが、7000mahあるとはいえ、どんどんバッテリーが減ります。
【22℃ 風量85】 で使ってますが、2時間半くらいで残量が10%まで減ります。
1時間で約40%減ります。
ただ、残量10%から完全に0%になるまでのゾーンは隠れた余力がある様で、そこから更に30分ほど使い続けられます。
ネッククーラーを買う際は、少なくとも5000mah以上がオススメです。
最強の【16℃ 風量100】だと2時間で電源が切れます。
最弱の【30℃ 風量0】なら使用可能時間は格段に増えますが、これでは全然涼しくなく、ネッククーラーとしての意味がありません。
AICE3を使った感想としては、「バッテリーが減るのは、けっこう早い」という印象です。
■風の強さ&作動音
羽根式のハンディファンに比べれば風力は劣りますが、風量100でけっこう吹きます。
髪の毛がなびく程ではありませんが、心地良い風が顔と後頭部をメインに当たります。
下方向にも吹きますが、こちらは弱く感じます。
肩と背中に微風が来てるかなという感じです。
作動音は、高級品だけあって余り気になりません。
最大出力で使っても、それほどうるさくはないです。
使用者自身は製品と耳が近いので音が気になるかもしれませんが、首から外して作動音を確認すると想像より静かに感じるはずです。
高価格ではあるが、買って良かったか?
1万円前後で充分良いネッククーラーが買えますが、飛び抜けて高いAICE3は買う価値があるか?
私は3.5万円で買いましたが、買って良かったと考えています。
他の製品を色々見ましたが、バッテリー容量が少ない・製品自体が発熱して逆に暑くなる・すぐ壊れる等のレビューが参考になりました。
最低でも10年は使うつもりなので、いつまで経っても色褪せないカッコよさがあるAICE3を買う事にしました。
ハイテク感のある画面付きだった事も、大きな購入理由です。
年単位で使う性質の物なので、お気に入りのネッククーラーを選びましょう。
メルカリなら、新品又は新古品が3万円前後で出品される事があります。
もっと安く買うには、今夏は見送って冬に安く買うのも良いでしょう。
未来のパーソナルクーラーはどうなる?
未来のテクノロジーの進化で、どんなパーソナルクーラーが開発されるか?
非常に興味深いところです。
人類のテクノロジーは、指数関数的に進化し続けています。
令和5年現在で既に「出尽くし感」がありますが、今から更に100年後はドラえもんの様な世界観になっているかもしれません。
どの100年が科学的に最も進化したかといえば、もちろん昭和~令和の100年です。
縄文時代は1万年続いたとされていますが、その1万年で劇的な進化を遂げた文明はあまり思い浮かびません。
縄文初期と縄文末期でもあまり変わらず、狩猟に明け暮れる原始的な生活をしてたイメージです。
歯磨きや風呂など、衛生的な部分が気になるところです。(臭いのが当たり前??)
江戸時代になって平賀源内がエレキテルをどうにかして、電気という概念が始まったという記憶があります。(海外ではもっと早くから、電気が開発されていたと思いますが)
縄文時代の100年に比べれば、江戸時代の100年の進化はおそらく比べ物になりません。
江戸時代を生きた当時の人は、「大昔に比べれば、色んな技術が進化したもんだ」と実感してたかもしれません。
その後、明治・大正・昭和・平成・令和となりますが、現在は明治初期に比べれば、とんでもなく進化しています。
私が予想する『未来のパーソナルクーラー』は
■超サイヤ人のオーラの様な、冷たい膜状のガス
超サイヤ人になった時の「ヴゥイッ、ヴゥイッ、ヴゥイッ・・・」の効果音の時の黄色いオーラの様な、全身をすっぽり冷却してくれるガス状の物が開発される気がします。
外気温がいくら高かろうが、皮膚から数cmを冷気で覆ってくれれば良いわけです。
このガスに色が付いていれば、見た目は超サイヤ人に近付けます。
■濡れるけど「濡れない特殊な水」で、全身を冷やす
真夏の40℃でも、風呂場で水シャワーを浴びれば一気に身体が冷えます。
この冷たさを未来の灼熱地獄に応用できれば良いですが、いちいち身体や衣服が濡れていては生活しにくいです。
未来の技術で、瞬時に気化して即乾燥する「濡れない水」が開発される予想です。
使用中は一見びちゃびちゃですが、びちゃびちゃと乾燥を一瞬で切替出来たら、仕事中や外出時などで非常に便利です。
■高効率の超小型エアコン
昔の巨大スパコンは数十帖くらいの広い部屋が埋まるサイズでしたが、これと同等以上レベルの頭脳がスマホサイズになった様に、現在の家庭用エアコンが手のひらサイズになるかもしれません。
小さくても強力に冷やしてくれる『携帯小型エアコン』は、大いに現実味があります。
気になるエネルギー消費効率についても、今の10倍くらい大きく出来る技術が開発されているかもしれません。
長袖を着込んで直射日光をガードしつつ「貼るカイロ」の様な装着で、お腹や背中・両腕を冷却出来れば、とても涼しくなります。
上記はあくまでも個人的な未来の予想ですが、これらに近しい製品が開発されれば、宇宙開発の分野が加速度的に発展しそうです。
現在、宇宙服の耐熱温度は【 ―180℃ ~ +150℃ 】くらいまでしか耐えられない上に一着10億円ほどしますが、未来のエアコン技術で+500~1000℃くらいまで耐えられる宇宙服がリーズナブルに普及すれば、より効率的に宇宙開発が進みそうです。
過去のサンプルとして昭和60年7月~8月の最高気温(東京)を調べました。
やはり今と全然違って、明らかに昔の方が暑くないです。
昭和60年の夏はどんなに暑くても34.3℃で、大体の日は31~33℃程でした。
最近の感覚では34℃ならマシな方ですが、当時としては暑さへの耐性があまり無く、とても暑く感じたと思います。
現在では真夏に晴れれば、どの都市でもほぼ猛暑日(35℃を超える日)確定ですが、昔は暑い地域でも猛暑日になる事すら珍しかったのです。
CO2対策や植樹・節電節水など今更対策したところで、しばらくは地球温暖化のトレンドは歯止めが利きません。
未来の日本の最高気温は年々更新され、地域によっては45℃を超えても不思議ではありません。
本当にそうなってくれば、人工的に雲を作って気温をコントロールする未来があるかもしれません。
いずれにしても異常な暑さへの対策は必須であり、熱中症等から命を守る為に自衛するしかありません。
少しでも涼しく過ごして、異常な暑さを乗り切りましょう。
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