最近は影が薄くなってきた雇用統計ですが、依然として相場に与える影響はそこそこ大きいです。
シンプルに相場の動きをまとめました。
2020年2月発表の米雇用統計結果
2020年1月の米国雇用統計は、この様な結果となりました。
重要なのは上の2項目で、【非農業部門就業者数】と【失業率】です。
下2項目の賃金は、オマケの様な指標です。
ドル円10分足
雇用統計発表の翌朝、クローズしてから撮影しました。
写真ほぼ中央の雇用統計結果が発表された時刻は、ヒゲが上にも下にも長くなってます。
雇用統計が発表される日本時間の22:30(冬時間)からは為替相場が激しく乱高下するので、参加するなら少ロットでエントリーする事をおすすめします。
発表直後はスプレッドが異常に大きくなるので、スプレッドが収まってから参戦しましょう。
普段0.2のスプレッドが、6.0とかになる事がよくあります。
月イチのお祭りイベントみたいなものなので、ボラが高くなる雇用統計は稼ぎ時であるとも言えます。
NYダウはー277ドルの下落で、週明けは+174ドル
雇用統計が発表された日の、NYダウ5分足です。
けっこう大きい窓を開けて、GDスタートです。
ダウは現地時間の13時頃までヨコヨコで、そこから下落して見せ場が無いまま終了しました。
2020年2月7日(雇用統計発表日) NYダウ
終値29102ドル 前日比 ー277ドル
週明けの2月10日(月) NYダウ5分足
前日より安く寄り付いて「今日も下がるのか!?」と思ってましたが、強い買い相場でした。
『始値が安値』・『終値が高値』という珍現象が起き、日足チャートではヒゲが一切無いローソク実体だけのチャートになりました。
こんなに高騰してても、まだ衰えが感じられませんね!
2020年2月10日(雇用統計明け 月曜) NYダウ
29276ドル +174ドル
週明けの日経平均はー142円
雇用統計が発表された週明けの東京市場は、モロに雇用統計の影響を受けます。
ー277ドルの下落を引き継いで、窓開けスタートです。
中国発のコロナウイルス感染者数が増えてきた事も、重荷になってます。
安いところは買いが入り寄り底状態でしたが、前場と後場では対照的な値動きで大引けを迎えます。
雇用統計の過去データとして、ご活用ください。
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