バング&オルフセンの高級ヘッドホンと、100円のヘッドホンを比較

お洒落アイテム

私は【バング&オルフセン(Bang&olufsen)】という、一般的にあまり聞き馴染みの無いメーカーのヘッドホンを愛用してました。

 

こちらはデンマークの高級オーディオメーカーですが、名前は知らなくても製品を見れば「あー、あれか!」と気付くかもしれません。

 

先日バング&オルフセンのヘッドホンが壊れてしまったので、代わりに買った100円のヘッドホンを使って、音楽を聴き比べた感想を書きました。

 

 



 

バング&オルフセンは、北欧デンマークの超高級オーディオメーカー

「バング&オルフセン」というワードを今までに聞いた事が有る方は、中々お目が高いです。

 

活字にする時は「B&O」と表現されるバング&オルフセンは、北欧デンマークの超高級オーディオメーカーで、創業者二人の名前が社名の由来になってます。

 

とてもスタイリッシュなデザインで、NY近代美術館(MoMA)のコレクションにも多数B&Oの製品が選ばれてます。

 

MoMAは原宿:表参道に直営店があり、私は2007年頃から定期的に通ってます。

ここに行けば欲しい物が必ず見つかると言っても良いくらい、グッドデザインな製品がたくさん販売されてます。

 

バング&オルフセンの製品は、一般的な金銭感覚だと殆どの方が「高すぎだろ w 」と感じると思います。

桁が1個違うと言ってもいいでしょう。

 

バング&オルフセンのCDプレイヤーの価格帯はピンキリで、私の知る限りでは20~70万円くらいのラインナップがあります。

 

かつて、原宿駅にほど近い表参道のビル1Fにバング&オルフセンのショップがあり、そちらで様々なB&O製品を店頭販売してたので、たまにお邪魔してました。

 

スピーカーも高くて、高い物だと50万くらいします。

昔は100万円近いスピーカーがあった様な記憶があります。

 

何せこの値段ですから一般の人は買えませんが、金持ちの家には大体あります。

 

また高級外車に装備されてるオーディオとしても有名で、アウディ・BMW・ベンツAMG・アストンマーチンの純正オーディオとして採用されてます。

 

私は以前セルシオ(UCF31前期)に乗ってましたが、トヨタのフラッグシップ車だけあって素晴らしいオーディオでした。

マークレビンソンのオーディオを搭載しているセルシオの音響は大衆車とは明らかに違い、100人中100人がその違いを判別できるレベルです。

 

セルシオのオーディオは相当なモノでしたが、B&Oの音響はそれよりも上なのかは確認できてません。

 

以前アウディの助手席に乗った事ありますが、当時は知らなかったのでオーディオを意識しませんでした。

 

 



 

バング&オルフセンを知ったのは、藤原ヒロシ氏の影響

藤原ヒロシさんというファッション界や音楽界にとても影響力のある、今でいうインフルエンサーが昔から有名です。

HFとも呼ばれる氏ですが、90年代後半の裏原宿ブームを作ったカリスマの一人です。

 

AFFAというブランドを創ったり、レディメイド(現原宿ポーターの場所)というカリスマショップを創った実績があります。

 

NIGOさんのブランド「ア ベイシング エイプ」がここまで大きくなったのは、HF氏の影響力による所も大きかったです。

原宿NOWHERE時代は、よくショップに行ってました。

 

HF氏は洋書を読んだり頻繁に海外へ行ってるので、ネットが普及してない当時でもかなりの情報網があり、海外のトレンドや文化や洋楽などに詳しかったです。

 

今は無き【クールトランス】という若者向けのストリートファッション誌が、かつて有りました。

クールトランス誌上で藤原ヒロシさんが連載してるコーナーで、バング&オルフセンを紹介してる記事があって、私はそこで初めてバング&オルフセンを知りました。

その号は藤原ヒロシさんのコーナーがスペシャルだったので、よく覚えてます。

 

クールトランス1996年11月号 表紙は安室奈美恵さん(当時19歳)

 

右ページがバング&オルフセンを象徴する製品陣で、写真右下の電話機もB&O製です。

 

6連CDが入るプレイヤーは、番組ロケなどで金持ちの家に行くと大体置いてあるので、テレビで映る事が度々あります。

 

この号のクールトランスは、B&Oの他にもアンダーカバーやネイバーフッドなどの記事が沢山載ってて何百回も見たので、表紙がボロボロです。

私のバイブル的な一冊です。

 

 



 

初めてB&Oの実物を見た(聴いた)のは、渋谷ELT

雑誌で見ただけの超高級オーディオですが、高校1年の夏に渋谷の「ELT」というショップに行ったら、店内にバング&オルフセンの6連式CDプレイヤー【BEO9000】が置いてありました!

 

ELTとは「Every Little Thing」の略で、当時の裏原宿系ブランドではカリスマ的な人気がありました。

ミュージシャンのELTと名前は同じですが、関連は無いです。

 

原宿の外れ(ギャラリーAFFA隣)にELT店舗があった時から通ってましたが、B&Oのオーディオが設置されたのは、渋谷の遊歩道・渋谷高の辺りに移転してからです。

 

移転後、白を基調とした内装で店内の面積が何倍も広くなり、羽振りの良さが伺えました。

 

偶然その瞬間、バング&オルフセンのCDプレイヤーで掛かってた店内BGMは【ブルーハーツ 泣かないで恋人よ】でした。

ブルーハーツは好きだったので当然この曲も知ってて、何十回も聴いてます。

 

自宅の国産CDデッキとB&Oの高級オーディオを聴き比べても、そこまで音質に大きな違いは無いんじゃ??と率直に思いました。

店内で数分聴いただけなので何とも言えませんが、少なくともビックリする程ではなかったのが正直な所です。

 

音質はともかく、見た目はELTの洗練された店内と相まって、とてもカッコよかったです。

 

 



 

渋谷BEAMSで、B&Oのカタログを頂いた

これまた高校1年の冬に渋谷のBEAMS(坂道の立地で、当時1Fがカフェになってたような・・)にたまたま寄ったら、バング&オルフセンのCDプレイヤーが設置してありました。

先の渋谷ELTと同じタイプのCD6連式です。

 

興味深くオーディオを眺めてると、店員さんが「よかったらカタログをどうぞ」と言ってくださり、バング&オルフセンのカタログを頂きました。

高校1年の小僧が買えるワケないのに、あの時の店員さんありがとうございます。

 

 

バング&オルフセンの象徴モデル 「BEO9000」

 

今見ても最高にカッコいいBEO9000は性能も優れてて、CDチェンジャーのアームが「ササッ、ササッ」と超高速で動き、違うCDアルバムに数秒で切り替わります。

 

あとCD盤面の位置記憶機能があり、CDを聴き終えると前回停止してた位置で盤面の回転がピタッと止まるので、HF氏曰く「恥ずかしいCDは、掛けないように 笑」との事です。

 

定価は48万くらいだったと思います。

この写真両脇のスピーカーも高額で、40万くらいだった記憶があります。

 

 

バング&オルフセン Beosound Ouverture(ウーベルチュール)

 

こちらもB&Oを代表するオーディオで、かなりクールです。

オーディオ前面に赤外線センサーが装備されてて、手をかざすとドアがサッと開きます。

藤原ヒロシさんの自宅にもあります。

 

今では珍しいカセットテープも聴けます。

オーディオスタンドが物々しくて、当時憧れてました。

 

 

バング&オルフセン ヘッドホン Form1&2

 

私は写真右下のヘッドホン【Form2】を愛用してました。

非常に軽く、わずか68gです。

 

耳の締め付けが無いので、長時間使っても全く痛くならない点が気に入ってました。

コードの長さも丁度よく、パソコンでの音楽編集作業に最適でした。

 

見た目は【Form1】の方がメタリックで、クールです。

 

こちらのヘッドホンは定価1万5千円程です。

今のB&O製ヘッドホンは3万~10万くらいするので、当時は良心的な価格でした。

 

 



 

バング&オルフセンのヘッドホンと、100円ショップのヘッドホンを比較すると

実際にバング&オルフセンのヘッドホンを使ってみると、一般的なヘッドホンと音質の違いは分かりません。

格付け番組でお馴染みのYOSHIKIさんやGACKTさんが聴き比べれば、明確に違いを言い当てられるかもしれませんが、一般人が聴く分には全く分からないと言って良いでしょう。

 

私はB&Oのヘッドホンが壊れてしまったので、100円ショップで買ったヘッドホンを現在使ってます。

 

バング&オルフセン Form2のヘッドホンが、バキッと割れてしまいました。

瞬間接着剤や保護テープでグルグル巻きにしましたが、少し使ったら再び割れてしまい修復不能になりました。

 

とても気に入ってたヘッドホンだったので、けっこうショックでした。。

 

メルカリで同じヘッドホンを安く買い直せましたが、その数日後にその辺の100円ショップでヘッドホンが売ってたので、試しに買いました。

まさか100円でヘッドホンが買えるとは思いませんでした。

 

 


100円ヘッドホンの使用感は?

大して期待してなかったけど、これが中々使い易いです。

100円ヘッドホンの見た目は、チープで薄っぺらい印象

 

まず絶対条件だった【長時間使っても耳が痛くならない事】

これがクリアできたので、これだけで満足です。

 

音質は全く期待してなかったけど、一般的なヘッドホンと遜色無いです。

バング&オルフセンのヘッドホンと比べても、はっきり違いが分からないレベルです。

 

このクオリティで100円は破格です。

耐久性はどうだか分かりませんが、もし壊れてもたった100円なので全然許容できます。

 

耳当て部分が回転するので、ヘッドホンをフラットに出来るのは、持ち運びの時に便利です。

 

唯一気になったのはコードが少し短い事ですが、100円なので文句は無いです。

かなり良い買い物でした。

 

バング&オルフセンのオーディオは生産中止になった製品が多くなってきてるので、お金に余裕のある方は生産してる内に買っといた方が良いですよ☆

 

 



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