2019年7月23日投稿
最近タマホームの株価が、かなり目立って急騰してます。
タマホームが急騰 過去最高益更新の見通し
2019年7月10日(水)引け後にタマホームの決算発表があり、2019年5月期の連結経常利益は前期比72.6%増の約70億円になり、1年後の2020年5月期も更に少し伸びて75億円の経常利益になる見通しで、2期連続で過去最高益を更新する見込みです。
この決算発表に市場は反応して、翌日窓を開けて大きく上昇したのを皮切りに、2週間足らずで35%も上がりました!
急騰と呼ぶに相応しいチャートです。
1419 タマホーム 日足
7月11日に急騰する前のタマホームは、大体どの日もローソクが小さくて地味な値動きでした。
これまでのチャートが地味だっただけに、今回の利益70%超えの決算インパクトはかなりポジティブサプライズだったと言えます。
初動の大陽線から現在までの暴騰は、2019年4月から爆上げしたファーストリテイリングの値動きとけっこう似てます。
ファーストリテイリングは急騰前の5万5500円から最高値(投稿日時点)の7万とび230円まで、3ヶ月以上かけて27%近く上がりました。
今回のタマホームは2週間足らずで35%も上がってるので、かなり急ピッチな上がり方です。
増税前の住宅特需も、タマホーム株価爆上げの後押し
2019年10月から消費税が上がりました。
消費税が従前から2%上がるので、「8%の内に家を建てておこう」と考えるのは至極当然です。
税抜き2000万の新築住宅なら、「2160万も2200万も一緒じゃん」という風には、私は考えません。
この40万も惜しいです。
増税前は新築の駆け込み需要が殺到しました。
タマホームが、乖離率ランキング上位に載る
私はいつも売買代金ランキングを気にしてて、活発に売買される名の通った企業の株を取引きする様にしてます。
と同時にヤフーファイナンスで「高乖離率25日(株価が移動平均線から短期間で乖離してる)」という項目を、逆張りに役立てる為にチェックしてます。
この項目の上位に大手企業の名前は少なく、大体はボラが高い一発屋的な銘柄が上位に並びます。
そこでタマホームの名前が上位にランクインしてたので、今回の急騰に気付きました。
タマホームは5位にランクイン!
このランキングを見ると、いかにもボラが高そうな上級者向けの銘柄群ばかりで、タマホーム以外は一般的にほとんど知られてない銘柄が多いです。
この中に有名企業の名前があると、強く印象に残るものです。
このランキングを毎日チェックすると、暴騰・暴落の銘柄をすぐ見つける事が出来て、逆張りのチャンスが増えます。
タマホームの売買代金ランキングは、いつも100位圏外
売買代金ランキング上位の常連は大体お決まりで
■ファーストリテイリング
■任天堂
■トヨタ
■ソフトバンク
■ソニーなどです。
これらは1日で、各銘柄200~1000億円以上のビッグマネーが動きます。
タマホームは最近出来高が増えたとはいえ、10億円くらいの売買代金なので到底上位には食い込めません。
知名度があり大手住宅メーカーのイメージが強い【タマホーム】ですが、意外にも株の売買代金が低くて、売買代金ランキングは大体いつも100位以下です。
名の通った企業ですが、株式市場では不人気な様です。
最近の暴騰で出来高が増えたとはいえ、売買代金ランキングは100位以下のまま。
同業他社の積水ハウスなども、ほとんど100位以下です。
不動産系は上位に居ますが、住宅メーカー系はランクインするのが現状難しいです。
この項目をチェックしてる投資家は多いと思うので、ここにランクインしてないタマホームの暴騰に気付いてない人は意外と多い気がします。
タマホームは仕手化した値動きっぽく、落ちる時は超速か?
あのファーストリテイリングより急な株価高騰は、おそらく仕手筋が入った動きではないかと推測します。
2週間で株価が35%も吊り上がるのは異常です。
70%超の増益率の決算発表は凄い事ですが、その材料だけでここまでの爆上げはおかしいです。
株価を上げる意図を持った誰かが、買い集めてる様に感じます。
これだけ急角度の上昇だと、仕手株にありがちなジェットコースターのチャートになる事を期待してしまいます。
ここから買いで入るのは危険なので、売り目線です。
強いアップトレンドはあと数日は持続しそうですが、もしピークを迎えて下落に転じたら凄い速さで暴落しそうなチャートです。
投稿日現在の株価は1477円です。
爆上げ開始の前日終値が1097円ですから50%上がったとすると1646円です。
もっと上がる可能性が無きにしも非ずですが、含み損覚悟で段階的に売り増ししてけば大きな利益を取れる相場だと個人的に思います。
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