逃走犯は顔バレしてて全国指名手配されてたら、顔認識システムで逃げても無駄では??

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逃亡生活と刑務所での暮らしを比較すると、逃亡生活の方がまだマシ

神奈川県横須賀市のアパートで、刃物を所持して逃走中だった小林誠容疑者(43)がやっと横須賀市内で逮捕されました。

 

逃亡の経緯は、傷害や覚せい剤などの罪による出頭命令に応じないので、収監の為に地検職員5人と警察2人の計7人が自宅へ来た際、刃物を振り回して抵抗して逃走しました。

 

 

まるで、北野武監督の映画「その男、凶暴につき」に出てくるシーンと同じ様な場面です。

 

作中では部屋のベランダから飛び降りて逃げて、外で待機してた私服刑事の頭を金属バットで殴り重傷を負わせた後しばらく裸足で走って逃げますが、我妻(ビートたけし)が運転するセドリックに轢かれた後、ボコボコに蹴られてます。

 

この映画は思い入れのある作品なので、この記事を書いてたらもう1回見たくなっちゃいました。

 

 

今回逃走した小林誠と映画の逃走犯もそこまでして逃げる程、刑務所は過酷な場所だそうです。

 

 

刑務所はエアコンが無い

網走など人命に関わるほど寒い場所じゃないと、基本的にエアコンは設置されません。

真夏は地獄の暑さで、熱中症により亡くなる受刑者がいるほどです。

 

現代の小中学校ですらエアコンがほとんど普及してないのに、税金を使って刑務所にエアコンを設置するのは、普通に考えて可能性はほぼ無いでしょう。

 

 

刑務所内のいじめ

受刑者からはもちろんですが、刑務官からも脱走したくなる程いじめられるそうです。

力関係が全てで、目を付けられたら地獄です。

大物ヤクザは、一目置かれる様です。

 

犯した罪の種類による絶対的なヒエラルキーがあります。

あまり詳しく書くと「不適切なコンテンツ」として、グーグル様から低評価の烙印を押されそうなので割愛しますが、雑学好きな方は調べてみてくださいませ。

 

 

風呂に毎日入れない

これはおそらく誰でも知ってると思います。

夏は週に4日。 冬は週に3日入れます。

刑務所内で運動や労働などがあって汗まみれでも、自由に風呂に入れません。

 

そして、森友学園問題の籠池氏が実際に刑務所の風呂事情を暴露してましたが、お湯を使える量はとても少なく、手桶15杯ほどで全身を洗わなければならないそうです。

 

 

2018年4月に愛媛県で平尾龍磨という脱獄者が居ました。

彼はあと半年で出所できるにも関わらず、その半年の辛さにガマンできなくて島から本土へ泳いでまで脱獄しました。

最後の壁みたいな場所で捕まるシーンは、よく覚えてます。

 

それほど刑務所での生活がキツいから、受刑者は逃亡生活を選んでしまうのかもしれません。

 

 



 

過去の逃亡犯

今から挙げる逃亡犯は、名前と特徴で思い出すと思います。

 

・宮内雄大
2013年に山梨市の民家で強盗。
長野県出身で、事件当時38歳。177cm。競馬好き。
コンビニの防犯カメラの映像から歩き方が内股で、見つかりそうだけど令和4年現在も逃走中。
どこにでも居そうな顔なので、世の中に紛れてるのかも。

 

 

・市橋達也
2007年に千葉県市川市で、イギリス人の英会話講師リンゼイ・アン・ホーカーさん(当時22歳)を殺害して逃亡。
コンビニで買った裁縫道具を使って自分で顔を整形して、後に一般社会に溶け込んで、働いた給料で病院でも整形。

2年7ヵ月逃亡した末、大阪のフェリーターミナルで沖縄行きのフェリー便を待ってる時、沖縄行きなのに手ぶらで待ってる市橋を不審に思った職員が警察に通報した事によって捕まる。

 

 

・福田和子
1982年8月に愛媛県松山市で「松山ホステス殺害事件」として、ホステス(当時31歳)が自宅マンションで元同僚の福田和子に殺害された。
福田には夫と子供が4人も居て、自主を促されたが拒否。

逃亡中に整形手術を受け、当時の時効15年をあと少しで逃げ切れるも時効成立数日前に捕まる。

福田和子は「男を魅了する」との事だが、私はどこがいいのか分かりません。

 

 

・樋田淳也
2018年10月に大阪府警富田林署から逃亡。
強姦・窃盗・放火を繰り返す、危険な輩。
30歳。163cm。左ふくらはぎにウサギのタトゥーあり。

逃走中に日本一周を装って、自転車で旅に出る。
宿泊先を確保する為に、四国ではお遍路の姿で歩く。

最後は山口県でセコい物を万引きして逮捕された。

 

それぞれの逃走犯は顔を変えてまで、逃げるために必死です。

 

この中では宮内雄大だけが捕まってません。

忘れた頃に指名手配のニュースで放送されますが、とんでもない遠くでひっそりと暮らしてるのかもしれません。

 

 



 

顔バレしてなければ、AI顔認識システムで追えない

顔バレしてない犯人で有名な事件は、2000年12月30日深夜の「世田谷一家殺害事件」です。

 

事件発生から20年以上も経ってるので時効成立かと思いきや、2010年に時効制度が撤廃されたので(過去の事件にも適用される)犯人逮捕まで捜索が続けられます。

 

犯人はアジア系の外人で、当時20歳前後の若者という説があります。

 

服装から年齢を割り出したとしても犯人は当然その服を処分してるだろうし、他に有力なヒントが無いので事件の迷宮入りを危惧されてます。

 

 

現代テクノロジーで「顔認識システム」という、最先端のすごい技術があります。

空港や駅などの監視システムで採用されてて、顔のパーツの位置・大きさや骨格で個人の顔を識別してるので、人の目では分からない変装をしても必ず見つかります。

 

指名手配中の犯人や過去の犯罪歴などを連動させたシステムで、危険人物が監視カメラに近づくとテレビゲームみたいに対象人物を色で囲ってロックオンされ、警備員がマークします。

デパートなどでも使われてて、万引き防止にも役立ってるそうです。

 

 

顔認識システムとは少し違いますが、現在は街中に防犯カメラだらけです。

2018年の渋谷ハロウィンでトラックを横転させた罪で悪ノリした若者が逮捕されましたが、あれだけ人がごった返した日の渋谷でも、防犯カメラで犯人の自宅までの帰り道を追跡する事ができたので、逮捕に至りました。

 

地方でもどんどん防犯カメラは増えてるでしょうから、外で犯罪を犯せばまず捕まります。

 

 

ただ、顔認識システムがいくらスゴイ技術でも世田谷一家殺害事件の犯人は顔が分からないので、顔では追跡のしようが無いです。

1人でも生存者が居たら顔の特徴を伝えられましたが、死人に口なしです。

 

犯人は現在40歳前後でしょうから、のうのうと家庭を持って暮らしてるかもしれません。

 

 

これだけ技術が進歩して犯人検挙率が上がってても、顔がバレてるのに未だ捕まってない宮内雄大はどこでどうしてるか気になる所です。

 

駅で電車に乗る事が出来ないし、各都道府県の主要都市に行けば防犯カメラに顔認識システムが備わってる可能性があるので迂闊に近付けません。

 

ここまで見つからないと、もうこの世に居ないのかと思えてきます。

 

 

 



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