今朝の日本経済新聞に、面白そうな記事が載ってました。 2019.6/16(日)
大学生の就活は面倒臭そう
本記事投稿日は6月で、大学4年生は就職活動が終盤の時期だそうです。
私は大学なんて出てないので詳しい就活の時期を知りませんが、大学3年の夏くらいからかなり前倒しで就活を始めるイメージがあります。
一流商社や一流金融機関などに就職したいなら四大卒は必須条件かもしれませんが、私はエリートサラリーマンになる事に全く興味が無かったので、大学を受験するという概念自体が小さい頃からありませんでした。
最終学歴は地元の三流高校卒で充分だと、今も変わらず考えてます。
大学生の就活は傍目で見ても面倒臭そうに見えます。
エントリーシートだの面接だの自己PRだの志望動機だの・・
これを何十社も繰り返すのは、苦行ですね。。
少し前には、面接後に女子大生を自宅へ呼び出し、わいせつ行為で捕まった採用側の人間が居ました。
そこそこ良い企業の面接官だったと思いますが、立場上こういうクズも相手にしなければなりません。
最近は売り手市場と言われてますが、企業が誰でも採用してくれる訳ではないのでそれなりの競争率の中、若者は就活してる事と思います。
学生は内定辞退を電話1本で済ますのが主流
何十社もエントリーし続けてると確率的に何社か内定を貰う事になりますが、最終的に就職するのは一社ですから、自分にとって最も就職したい企業を選ばなければなりません。
折角内定を貰ったけど他のB企業に行きたいなら、A企業に辞退する旨を遅かれ早かれ伝えるのがマナーです。
その際に学生が意思を伝える手段として、「電話で直接会話して辞退する事を伝える」が9割だそうです。
電話が最も簡単だし、会話する事で誠意が伝わり礼儀にかなってると考える学生が多い様です。
次点は「メール」で、こちらはやや少数派です。
メールを選んだ学生は「電話だと引き留められるから、メールで済ましたい」という意図があるそうです。
なるほど。
大企業ならともかく、中小企業ならいかにもありそうですね。
それはそれで面倒な話です。
メールのメリットは、メールアドレスから明確に本人である事が証明される点が挙げられます。
あと、他のライバル就活生が内定者になりすまし、内定辞退の電話をかけてくる事を防げる点もあります。
メールだと、学生側からの内定辞退の意思が伝わったか伝わってないか企業からの返信が無いと分からないので、電話の方が確実だと言えます。
内定を辞退した学生と、直接会う事を希望してる企業が意外と多い
ごく少数派として、企業の人事係と直接会って内定を辞退する旨を話すという手段を取る律儀な学生が7%ほど居ます。
この形を望む企業は16%と意外に多く、その理由としては
・なんで辞退するのか理由を聞きたい
・説得の最終チャンス
などです。
中には「内定辞退を電話やメールで済ますのはけしからん。直接会って話すべきだ!」
と考える、昭和タイプの人事係もいる様です。
今はもう令和だし、多様化する現代では新たな価値観を持つべきだと思いますが。。
内定辞退の件を直接会って話す事に、私は「そこまでする必要あるか??」と思う派で、当人の中では終わった事だし、そこにエネルギーを費やしても無意味です。
結果が覆るわけじゃないし、お互いに時間の無駄でしかないと思います。
もしこれを若い学生が鵜呑みにして、「内定辞退する時は、直接人事の人に言いに行く」なんていうトレンドができてしまったら、企業側も困る事になります。
この形式を望んでる企業は16%です。
16%が意外に多いとしても、残り84%の企業は直接話す事を望んでる訳ではありません。
忙しい業務中いちいち学生に来られても、仕事を中断せざるをえないので迷惑でしかないと思います。
内定辞退者が居ないと、企業側は逆に困る説
そもそも採用する企業側は、内定を辞退する人数を過去のデータなどから見越して、全体の採用人数を本来必要な人数より少し多めに設定してるとの事です。
ですから内定辞退者が0人だと、そこまで採用するつもりは無かった企業側としては逆に困る事態になってしまいます。
ある程度辞退者が出てくれないと、帳尻が合わないのです。
オワハラなんて言葉が出来て、「内定辞退は裏切りだ。」
みたいな風潮がありますが、学生さんは遠慮する事無く辞退しましょう。
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