「竜王駅」は日本一カッコいい駅名ランキング、堂々1位!
山梨県の甲斐市竜王新町にあるJR中央本線【竜王駅】は、カッコいい駅名ランキングで1位です。
私は地元民なので昔から馴染みが有り特別カッコいいと思った事はありませんが、客観的にはカッコいい様です。
甲府駅から1個西の駅で、貨物列車のターミナル駅のイメージが強いです。
国道20号(甲州街道)&52号のすぐ近くですが、駅は住宅街にあります。
「竜王」は将棋界の頂点の名人位なので、言われてみればカッコイイですね。
2位
青森県五所川原市の【毘沙門駅】です。
毘沙門と聞くと上杉謙信を連想するので新潟なのかと思いきや青森で、乗降客がほぼ居ない過疎地にあるらしく、無人駅との事です。
一応、読み仮名は「びしゃもん」です。
歴史の重みを感じて、貫禄のある駅名です。
3位
福井県大野市の【九頭竜湖駅】で「くずりゅうこ」と読みます。
「こ」の部分が「湖」ではなく「虎」だったら、もっとカッコよかったのに。
クローズというヤンキー漫画の最終章に出てくる萬侍帝国の九頭竜會とほぼ同じ名前で、後頭部にトライバル柄のタトゥーが入った、超武闘派の「九頭神竜男」という最強の男を思い出します。
むしろ1位なんじゃないか!?というインパクトのある響きですが、3位です。
これら強敵を抑えて、山梨県の竜王駅が堂々の1位です。
地元民は日常会話で「竜王」や「竜王駅」はよく使う極々普通なワードなので、特別カッコいいという概念は無い人がほとんどだと思います。
「1位おめでとうございます!!」って言われても
山梨県民「えっ? あっ・・ はい。。」みたいな感じです。
個人的には大阪の「天下茶屋駅」がカッコいいと思います。
ボクシング漫画「天上天下唯我独尊」の舞台になってて、ボクシング亀田一家の地元でもあります。
竜王駅所在地の、山梨県甲斐市の人口
昔は「竜王町」「敷島町」「双葉町」という独自の町でしたが、2004年の市町村合併で3町が合併して「甲斐市」になりました。
旧い町名は、今でもよく日常会話で使われます。
甲斐市の人口は約7万5千人で、山梨県では甲府(約20万人)の次に人口が多いナンバー2の街です。
山梨県は県土の78%が森林の為、人口が少ないです。
天気予報の衛星写真で見ると、山梨はほとんど山林なんだなという事が分かります。
中心部の、いわゆる盆地部分しかほとんど人は住んでません。
東京都の隣県という大きなメリットが有り地震・水害は無く、猛暑だけ我慢できれば住み心地の良い場所ですが、なぜか人口が増えません。
地区別人口
・竜王 4万人
・敷島 1万9千人
・双葉 1万6千人
都心部に住んでる方は「少なっっ!」って思うはずです。
敷島と双葉は、住むのに適さない山岳地域を含むので人口が少ないです。
甲斐市は縦に長い市で、南部は普通に街ですが、北部は田舎の集落でゴルフ場やキャンプ場があり、イノシシやシカが出ます。
標高差がかなり有り、同じ甲斐市でも天候状況は大きく変わってきます。
紅葉で有名な昇仙峡は、敷島の山道からアクセスできます。
地元の中学では、あまりにも遠い場所に住んでる生徒は通学バスで通ってました。
自転車で山に住む同級生の家まで行った事ありますが、家に辿り着く頃にはバテバテでした。
今でもあの山道を車で走ると、当時の記憶が蘇ります。
あと、甲子園常連校の「日本航空高校」が双葉にありますが、ほぼ県外から来る生徒ばかりなので、地元感はありません。
甲府の東海高校もそうだし、箱根駅伝で有名な山梨学院大も同様です。
竜王駅の建築は、表参道ヒルズ建築士の安藤忠雄氏
2006年2月に完成した原宿の表参道ヒルズを設計した、世界的に有名な建築士の安藤忠雄氏が竜王駅を設計しました。
元プロボクサー(ファイティング原田の練習を見て、上には上が居る事を知りボクシングは断念)という異色の経歴の持ち主です。
私が好きなインテリアデザイナーの倉俣史郎氏(1991年に56歳で没)とも親交が有りました。
新駅舎の竜王駅は2008年3月に完成しました。
竜王駅はガラス張りで、どことなく表参道ヒルズと似てます。
比較で表参道ヒルズを 原宿は最も好きな街です
駅前ロータリーは、冬になるとイルミネーションが点灯します
トイレの入口が近未来的です
日曜昼の写真ですが田舎なので駅に人はまばら というか居ません
各駅停車が停まった後でも、降りる人が少ないです
甲府方面(奥側)に走る普通電車 逆側は塩崎駅です
駅前に高速バス乗り場が有ります オギノは山梨県民に馴染みの深いスーパーです
昔の竜王駅
旧駅舎はとても小さかったのを覚えてます。
券売機が2台あって、5~6人座れるベンチがあるだけでした。
自動改札はもちろん無く、人の手による切符切りでした。
ホームにはいつも貨物列車が停まってて、すぐ近くに大きいガスタンクと石油貯蔵所みたいな施設が有ります。
ここでもし火災が発生したら大爆発が起きて、せっかくオシャレに作った竜王駅は木端微塵に吹っ飛ぶでしょう。
それらの燃料を載せた貨物列車は重量があり過ぎて加速スピードが出ないので、付近の踏切ではいつも長々待たされます。
昔、竜王駅の駐輪場では自転車を盗まれやすいという噂があり、実際盗まれた人を何人か知ってます。
それに白昼堂々、石でガンガン鍵を壊してる輩を見た事もあります。
今は閉店してますが、駅前すぐの所に薄暗いゲーセンがあり、地元のヤンキーが集まってました。
純粋にゲーム目的で行ってましたが、因縁を付けられる事は有りませんでした。
駅前に中古ファミコンショップがあった時は、店内で当時手が届かなかったネオジオやセガサターンが無料で遊べたのでたまに行ってて、けっこう安かったので中古ソフトを何本か買った事があります。
今でこそ大型スーパーのオギノやケーヨーD2が出てますが、昔は駅前にコマツストアという地元スーパーがあるだけで、住宅街にひっそりと駅があるという感じでした。
駅周辺は新駅舎と並行して、かなり開発された感じがします。
開発前は道幅が狭く、自転車や原付のおばちゃんが1人でも居ると、車で追い越せない不便さがありました。
今ではすっかり道も広くなり、開放的な景観になっています。
私は電車に乗る事自体がほぼ無くなり、新駅舎になってから竜王駅で降りたのは2~3回くらいしかありません。
山梨県民は基本的にクルマ移動なので、現在でも竜王駅は乗降客が少ないです。
旅行などで山梨県に来る方々には、安藤忠雄氏が設計したオシャレな駅舎を生で見て欲しいと思ってます。
以上、カッコいい駅名ランキング1位の竜王駅レポートでした。
コメント