治験とは何か? 副作用は心配無いのか?
治験というワードは普通に生活してたら、あまり耳にしない言葉です。
治験=「ちけん」と読みます。
「都市伝説の闇バイト」や「人体実験」だとか言われて、ちょっぴりダークなイメージが付きまとうお金の稼ぎ方です。
しかし実際は、ちゃんとした医療機関の有償ボランティアです。
厳しい食事制限・酒たばこ制限・時間を拘束される点に対し、負担軽減費が貰えます。
・製薬会社が世界初の新薬を開発した時
・既に市販されてる薬のコピー品を、別会社で発売し直す時(ジェネリック)
このどちらかの場合実際に人間に服用させ、薬の安全性を確認しなければなりません。
世の治験案件は、ほぼ後者のジェネリック治験です。
「薬の効き目を調べる。」
というより「薬物動態試験」と言って、薬が消化吸収され血液に乗って全身に行き渡り、尿として体内から排出されるまでの残留濃度を調べるという感じです。
飲む必要の無い薬を飲んで大丈夫なのかと副作用が心配になってもおかしくありませんが、基本的に副作用はまず心配無いです。
万一有っても、一時的な頭痛や腹痛くらいです。
薬が原因というより、その後の採血や寝てるだけの生活で体調を崩す可能性の方が高いです。
注意点として、グレープフルーツなど柑橘類(オレンジ風味のジュース・お菓子・ゆずポンもNG)を食べると、副作用が出る確率が高くなります。)
と言っても、かなり低確率です。
治験は事前健康診断から
治験に参加するには、まず事前健康診断を受けなければなりません。
1つの治験案件で4~5日間に分けて開催されてそれなりの人数が来るので、治験に合格する倍率は3倍くらいの狭き門になってしまいます。
落ちる可能性がけっこう高いので、同時進行で他の治験案件にも申し込みをしたいトコですが、複数応募はできません。
複数応募したとしても、治験を管理するネットワークがあるので必ずバレます。
なのでルールを守って、応募しましょう。
事前健康診断の内容は
・身長体重
・心電図
・血圧
・採尿
・採血
・医師の診察
大体こんな感じで実施する病院がほとんどです。
この中で最も重要になるのが、採血だと思います。
適した血液状態の人から、順番に合格すると思われます。
脂っこい食事、たばこ、酒、激しい運動、自転車、重い物を持つ、長時間歩く。
これらを避ければ、「良い」血液状態になります。
事前健康診断に受かれば、入院メンバーに選抜されます。
埼玉県越谷市の「愛和クリニック」
今回私が事前健康診断で行ったのは埼玉県越谷市の愛和クリニックで、JR武蔵野線『越谷レイクタウン駅』から徒歩15分ほどの場所にあります。
新宿から直通で行けない場所なので、乗り換えが何回か必要でした。
新宿→赤羽→南浦和→越谷レイクタウン
これだけ乗り換えが必要で、電車賃は新宿から片道570円です。
レイクタウンアウトレットと直結型の駅です
新宿から50分くらい掛かりました。
埼玉県は土地勘が無く、乗り換える駅で〇〇方面乗り場と書かれてても〇〇が分かんないので、いちいちスマホで検索してました。
「越谷レイクタウン駅」はシンプルな駅で、北口か南口しか無いです。
平日だったので、イオンは空いてました。
越谷レイクタウン駅前ですが、ゴーストタウンと化してます。
人と車が、ほとんど通りません。
ビルが並んでますが、とても静かです。
病院に向かうまでの道中もほとんど人と車が通らず、街の規模と通行人の対比がアンバランスでした。
病院まで徒歩15分で着きました。
けっこう歩いた感じがして、重い荷物を持って歩くのはまあまあ大変な距離です。
コロコロが付いてるキャリーバッグがあれば重宝します。
到着した病院は玄関の靴箱の辺りがとても狭く、パソコン込みの重い荷物を持ちながらだと靴からスリッパに履き替えるのが大変です。
廊下に冷水タンクがあり、喉が渇いてたので美味しかったです。
常温と冷水、どちらでも切り替えられます。
尚、入院中はパジャマの貸出しが無いです。
今回はあまり長い日数の案件ではないので構わないけど、長期入院なら着替えの持参が必須です。(洗濯も不可)
トイレはけっこう広かったです。
風呂はシャワー室が2個あります。
事前健康診断が全て終わると、交通費で現金4千円が貰えます。
結果発表まであと少しですが、受かります様に☆
追記
めでたく、入院が決まりました!
愛和クリニックの入院生活は、別記事でたくさん書いてあります。
東京都と埼玉県の治験は全国の治験情報満載! 治験紹介【クリニカル・ボランティア・サポート】
略して【CVS】は埼玉県の案件が多いです。
こちらの2大サイトは日本全国の治験案件をほとんど網羅してるので、無料会員登録しておくと良いでしょう。
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