宝くじを買う=当たらないギャンブルで絶対負ける➡還元率が極端に低い

投資

 

【宝くじ】について書きたいと思います。

一口に宝くじと言っても「ロト」や「ナンバーズ」など様々な種類がありますが、本記事ではジャンボ宝くじについて触れてます。

 

宝くじは、一獲千金のチャンスが誰でも平等にあるのでついつい買いたくなりますが、投資という観点で冷静に考えると無理ゲーな部分があるので、早まらずに当選確率や還元率など実際の数字を見てから購入を検討すると考えが変わるかもしれません。

 

宝くじを毎年買うのが習慣になってる方や今更引き返せない方も、当たらない宝くじにこれ以上無駄な投資をしないで、大切なお金を残す思考に切り替えましょう。

 



 

宝くじの胴元は絶対儲かる仕組みで、収益金は地方自治体の財源

サマージャンボや年末ジャンボなど、ジャンボ宝くじは年に5回発売されます。

当選金と当選本数は下記の通りです。

 

上の表はとある年の年末ジャンボですが、開催される毎に当選本数は微調整されて毎回変わります。

少し前までは1等2億円~3億円でしたが、現在では7億円まで上がってます。

この先、1等10億円になりそうな勢いですね!

 

当選金の合計を全部計算したら750億円になりました。

 

しかし宝くじ券の発売総額は、およそ2倍の約1400~1500億円にもなります。

全てが売り捌ける訳ではないですが宝くじの販売達成率は最近では70%ほどで、約1000億円近くを売り上げています。

 

売れてた頃は95%前後の達成率でしたが、年が経過する毎に低下気味です。

 

1400億円分の宝くじ券を刷って販売達成率が70%だったとしても、980億円の売り上げになりますから、宝くじ発売元の地方自治体は少なくとも230億円の儲けになるのです。

しかも当選してる事に気付かないで換金に来ない人も居ますから、更に黒字額が大きくなります。

 

宝くじ売り場のテナント料・人件費・印刷コスト等は掛かりますが、絶対に儲かるビジネス(客は負ける・・)として莫大な利益になるのは間違い無いです。

そしてこの利益は地方自治体の収益源になってて、公共事業等に使われます。

 

 



 

宝くじの当選確率をリアルに考えると諦めがつく

宝くじを買うと、当選番号が発表されるまで密かに期待するモノです。

風水的に金運が良くなる様に、黄色いグッズを部屋に置いたりトイレを掃除したりしますが、その甲斐虚しく1等には当選しません。

 

かつては私も黄色いジャケットのCDや黄色いクッションを部屋に置いて、結果発表まで密かにソワソワしてたものです 笑

 

せいぜい100分の1で当たる6等に当選すれば御の字です。

 

1等の当選確率は1千万分の1です。

宝くじは10枚セットで売られるので厳密には100万分の1の当選確率になりますが、それでも余りにも低過ぎる確率です。

 

腐る程人が多い東京都の全員が宝くじを一斉に買って、ようやく誰か1人に当たるレベルです。

 

もしあなたが会社に勤めてて、その会社の余興で当たりが1個しか無いクジを引いても、たぶん当たりません。

ジャンボ宝くじの1等当選は、その何十万倍も難しいのです。

 

パチンコの大当たりする確率が約400分の1でこれに当たるのも大変なのに、パチンコの2500倍も当たるのが難しい100万分の1に当たる事が果たして現実的でしょうか。。

 

100%当たらないとは言えませんが、1等に当選するのは一般的に考えて有り得ないです。

 

確率論で言えば、宝くじ券の【組番号】と【くじ番号】が全部ゾロ目になるのと同じくらい低確率な事です。

これを考えれば、宝くじの1等当選が絶対有り得ない事だとお分かり頂けるかと思います。

 

 



 

宝くじの還元率は、全ギャンブルと比較してもダントツで低い

まず【還元率】とは投資した金額に対して、何%のペイアウトがあるかという数値です。

 

例えば『還元率90%』のギャンブルがあるとすれば、10万円投資すれば9万円は戻ってくるだろうという目安です。

還元率が110%だとすると、10万円投資すれば1万円の儲けが見込めるという感じです。

 

パチンコや競馬・競輪などの公営ギャンブルと比較すると、宝くじはとんでもなく還元率が低いです。

 

・パチンコ&スロット 約85%

・競馬&競輪 約75%

宝くじ 約45%(・・チーン w )

 

うーん。

宝くじはダントツで低いですね 笑

絶対、カモられます。

 

パチンコは釘読みなど、本人の技術で還元率を多少は変えられそうです。

(最も最近のパチンコは出玉数が抑えられ、客離れが目立つオワコン産業となりつつありますが。。)

 

スロットは目押し技術でコインの獲得枚数が、かなり変わります。

昔『HANABI』という機種が好きでよく打ってましたが、リプレイハズシや15枚役の「氷」をパーフェクトで取りこぼしなく打てれば、良い勝負になる台でした。

あの頃はスロットで生活してるスロプロがけっこう居ましたが、稼げなくなった現在では絶滅してる事と思います。

 

 

競馬・競輪は意外と75%もあります。

私は競馬・競輪やった事ないですが、素人目で見る限りアレで75%もあるのは驚きです。

複勝とか三連単とかシステムをよく知らないけど、18頭くらい走る馬の順位を当てるのは至難の業です。

当日のコンディション・馬の機嫌などありそうで、ランダム性が強そうな点も個人的には投資の対象にはしたくないところです。

 

これらの公営ギャンブルよりかなり低く、ギャンブル界の底辺に居るのが宝くじです。

宝くじは技術介入や分析できる点もないので、他人との差別化が図れません。

 

当然ですが、どの売り場で買っても同じです。

パワースポットの近くにある売り場が当たりそうな気がしますが、結果には何も寄与しません。

 

「当たりやすい売り場」なんてモノは、単純に取扱量が多いから当選本数が多いだけで、当選確率は日本全国どこで買っても一緒です。

 

 

 



 

宝くじを買うより、低位株を買う方がずっとマシ

ジャンボ宝くじは300円×10枚で販売されてますから、最低単元で3千円分を買う事になります。

1年で2回買うとすれば6千円の出費になります。

絶対当たる末等の300円を考慮すると、この場合1年で実質5400円の損失になります。

 

それだったら発想の転換で、株価50円以下の低位株を買った方が賢いと思います。

株は基本的に100株がセットですから、株価が50円だと5千円で株主になれます。

 

中にはたったの数百円で株主になれる銘柄も実在します。

 

これらの低位株は本記事投稿日現在で20銘柄ほどあり、ほとんど知名度の無い企業ばかりですが、中には小僧寿しや大黒屋などの有名企業もあります。

 

低位株は長期ホールドしてると、「テンバーガー」と言って株価が10倍くらいに上がる事がけっこうあるので、当たらない宝くじを買うよりずっと現実的に儲けやすいです。

10倍まで行かなくとも、株価2~3倍なら普通にあります。

 

配当金も出ますので、宝くじより株を買った方がお得だと言えるでしょう。

宝くじは当選しなかったら紙クズになりますが、株は永久に保有する事も出来るので将来への期待感がずっと持続するのでオススメですよ。

 

 



 

結論、宝くじを買わないのが勝ち

2019年の宝くじCMで、若い青年がショッピングモールで色んな人から「ありがとう」と言われる内容で放送されましたが、あれこそ宝くじの構図で「地方行政から宝くじという名目で、搾取される青年の図」です。

 

私はあのCMを見て笑ってしまいましたが、あそこまで堂々と「宝くじを買うヤツは、ただのカモ」という表現をするのは、宝くじの販売促進に対して逆効果じゃないのか??と思いました。

 

買う側が絶対損する性質のモノなので、長年買えば買うほど損失が大きくなります。

たったの1万円当たるのがどれだけ難しいか、宝くじを毎回買ってる方なら知ってるハズです。

 

「夢を買うモノで、ドキドキ感を買う料金」だと割り切れれば後腐れは無いですが、「資産を増やしたい」と考えてる方は避けといた方が良いでしょう。

 

毎年小型株を少しずつ買い足してく方が、ずっと建設的です。

 

以上、宝くじアンチの私見でした。

 

 

 



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