令和初週の日経平均は、何故どの日も暴落したのか? チャートを見て考察。

令和を迎えた日経平均は、1週間暴落

令和初週の日経平均はただの1日たりとも上がらず、1週間でマイナス913.81円の暴落です。

 

経済評論家やプロトレーダーが「10連休明けの日経平均は暴落する」と理論立てて予想してましたが、ホントに当たっちゃいましたね。

この手の予想はいつもなら当たらないのに、今回の10連休に関しては下がる確度が高かったのかなと推察します。

 

私も下がると思ってたけど「改元によるご祝儀相場」という、唯一にして未知数の上げ材料が連休明けの東京市場にどう響くかが楽しみでもありました。

 

日本の元号が変わる事は数十年に一度しか無く、海外勢からも注目されるプレミアムなイベントです。

ちなみにバブルだった平成初の取引(1989年1月9日)は、469円も上がったそうです。

 

日本人より大量に取引してる海外勢も、ロイヤルファミリーの祝賀イベントで買って来るのかな??という考えもありましたが、現実は大方の予想通り株も為替も暴落です。

 

トレードは「誰かが必ずババを引くマネーゲーム」ですから、利益が出てる内に脱出しないと火傷します。

暴落すると予想されてた令和初日のマイナス335円で「これ、令和暴落説のヤバいやつだ!」と判断され、連日売られました。

 

 

 



 

チャートの高値・安値 3段の法則

写真は日経平均の日足です。

 

色んな株本に「高値・安値を段階的に3回繰り返したら、トレンドが反転しやすい」と書かれてるのを読んだ事があります。

私は逆張り派なんですが、これはけっこう使える読みだと思ってます。

 

上の写真はオレンジの数字で書かれた様に、2019年正月の安値から数えると日経平均が大まかに3段階レベルアップしてるのが見て取れます。

3回レベルアップしたので、この後にトレンド反転しやすいという考えです。

 

エリオット波動(上昇5波・下降3波)と似てますが、もっとシンプルに「3段高で高いので売り」「3段安で安いので買い」という考えです。

 

オレンジの3以降が令和初週の部分ですが機関同士が結託して、強い意図で「下げまっせ~」と決意表明してるかの様な下落で、戦国時代の狼煙(のろし)みたいな合図ではないかと思ってます。

 

戦国時代の武士はスマホなどの通信手段が当然ありませんから、遠くの地で戦ってる味方に煙で戦況の結果を伝えてました。

燃す物によって煙の色を変えたり、何パターンもの意味があったそうです。

 

現代のトレードでも同じく、機関同士しか知り得ない方法で意思を伝達してるのかもしれません。

 

 



 

令和2週目からの日経平均は?

正月から4ヶ月も右肩上がりだっただけに、2万円スレスレくらいまで掘ってくる可能性は充分有り得ます。

 

最近では米中関係がギクシャクしてきて、中国への関税が25%に引き上げられ、為替が乱高下する場面が目立ちます。

北朝鮮のミサイル問題も再発してきたし、こういう世界情勢が変な雰囲気の中で、日本株が上がるのは考え辛いのかなと思います。

 

トランプ氏は最近まで金正恩の事を「ロケットマン」と揶揄してたくらいだし、次にまたどんな悪材料が表面化するか分かりません。

トランプ大統領のツイートには要注意です。

 

令和の日経平均は、史上最高値を更新できると良いですね。

 

 



コメント

  1. […] […]

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