帰宅難民になって『新宿区役所前カプセルホテル』に泊まる 安くてキレイ!

生活

 

2019年10月12日、台風19号の影響で各地の電車・高速道路がストップして、大規模な交通麻痺が起こりました。

 

これによって帰りたいのに帰れない、いわゆる『帰宅難民』になってしまった人が大勢居ました。

私は都内で帰宅難民になって、新宿で2泊しました。

 

そんな時、急場しのぎで宿を取る時頼りになるのがカプセルホテルです。

一般にはあまり馴染みの無いカプセルホテルですが、実際に泊まったレビューを書きました。

 

泊まってみるとこれが中々快適なので、普段使いでもカプセルホテルをお勧めしたいです。

 

 



 

帰宅難民になった現実を受け入れて、野宿が嫌なら早く宿を取る

『帰宅難民』という言葉は、2011年3月11日の東日本大震災によって浸透したものだと記憶してます。

 

自宅まで歩いて帰れない距離なら、ホテルに泊まるか親戚・友人・知人の家に泊まるしかありません。

新聞や段ボールを敷いて、駅や公園で野宿するのは避けたいところです。。

 

帰宅難民になってしまったら急いで宿を取らないと、どこにも泊まれなくなってしまいます。

 

臨時で泊まるだけだからコストは抑えたいけど、考えてる事は皆一緒で、比較的安いビジネスホテルなどは全部予約で埋まってしまいます。

 

そんな時の切り札はカプセルホテルです。

キャパ人数が多いので、予約が集中する時でもなんとか泊まる事が出来ます。

 

帰宅難民になってしまったら、現実を受け入れて宿の確保を急ぎましょう。

 

大量の土砂崩れで、鉄道のレールや高速道路が長い区間損壊したとなると、完全復旧まで数週間くらい掛かる可能性もあります。

 

運休だらけのバスタ新宿

 

ホテルのチェックアウトからチェックインまで居場所が無いので、バスタ新宿の待合所でバスの運行を祈ってたけど運休に次ぐ運休です。。

ほとんどの路線が運休で、家に帰れない絶望感に苛まれてました。

 

ガラガラのバスタ新宿

 

この写真は13時頃に撮影したものですが、台風当日という事で昼の12時くらいのバスが最終便になってしまい、既に営業を終えたバスタ新宿の待合所です。

電車の計画運休も合わさって、ほとんど人が居ません。

 

待合所が閉鎖され移動しなきゃなんないので、暴風雨で誰も居ない新宿の街を歩きました。

 

この次の日もバスタ新宿で高速バスの復旧を待ってましたが全便運休という現実は覆らないので、陸路がダメなら空路で帰る事を考えました。

 

羽田発の国内便がストップしてたので「ヘリをチャーターしたらどうか!?」という妙案を思い付きましたが、調べたら130万円以上するので空路は諦めました。

 

ヘリコプターって、こんなに高いんですね!

高くても20万円くらいだと思ってました。

 

 

大地震や台風で止まった鉄道・高速道路は復旧まで何日掛かるか分からないので、連泊しても耐えれる安さのカプセルホテルが最適です。

風呂とトイレと荷物の管理さえできれば、臨時で泊まるだけだし、必要最低限の設備の宿泊施設で充分です。

 

 



 

『新宿区役所前カプセルホテル』は安くてキレイ。 女性客も多い

カプセルホテルというと何となくドヤ街的な安かろう悪かろうみたいなイメージがありますが、私が泊まった歌舞伎町の『新宿区役所前カプセルホテル』は、キレイな内装で古さは感じませんでした。

 

お値段は、いちばん安いプランだと1泊税込2700円です。

 

古いカプセルホテルにありがちな「レトロな昭和感」は全然無く、女性専用の階があるので女性一人でも安心して泊まれる明るい雰囲気です。

 

トイレも良く掃除されてるので、キレイです。

 

カプセルの外観

 

カプセルの上段だと昇降する為の足場が使いづらく、夜中のトイレへの移動が面倒臭かったです。

下段に振り当てられると楽です。

 

 

カプセルの中の様子

カプセル内にテレビも付いてますが、チャンネルを変えるにはボタンを何回も押してチャンネルを周回させる方式なので、何回もボタンを押すのが面倒です。

 

新宿区役所前カプセルホテルは、他のカプセルホテルに比べて微妙にカプセルが小さく、身長175cm以上の方だと脚を完全に伸ばすと少しはみ出します。

 

 

お風呂

女性のお風呂は簡易シャワー室しか有りませんが、男性用の大浴場はとても広くてサウナも有り掃除が行き届いてて、浴室内にはビーナスの石像みたいなオブジェが飾られてます。

 

シャンプー・コンディショナーはそこそこ良いヤツで、身体を洗うナイロンタオルも付いてます。

 

身体を拭くタオルは、チェックイン時にバスタオルと普通サイズのタオル計2枚が受け取れます。

 

シャワーの水圧は問題ない強さでアメニティも充実してて、お風呂関係の設備は文句なしです。

 

 



 

カプセル部屋は狭いので寝る時だけ。 起きてる時間はラウンジで過ごす

カプセルホテルの部屋は狭くて窮屈です。

狭さを気にして手足を自由に動かせないのは、ややストレスを感じるかと思います。

 

大和ハウスのCMで竹野内豊さんが演じてた、「狭い場所が好き」という人は少数派だと思いますので、起きてる間は広いラウンジでゆったり過ごしましょう。

 

レストランと自動販売機が併設されてるラウンジ

 

この写真は、部屋のほぼ中央部分で撮影しました。

テレビに近い前方のエリアにはソファが設置されてます。

かなり広い部屋でMAX100人以上座れます。

 

写真で見ると小さく見えるテレビですが、生で見るとかなり大きくて100インチくらいなのかな?というサイズ感でした。

 

日本列島の広範囲に猛威を振るった2019年台風19号が東京に最も近付いてきた時で、NHKでは緊急時仕様のL字型画面で台風関連のニュースを放送しっぱなしでした。

 

全席にコンセントが付いてるので、長時間のパソコンやスマホ充電など自由に使えます。

私はパソコンでブログを書いてましたが、パソコン作業やゲームをやってる人が多かったです。

 

マンガ・雑誌がこの部屋の本棚にあるので、何も持ってなくてもヒマ潰し出来ます。

 

この日は台風当日で宿泊者が多く、食糧難になりそうな思惑が働いたのかレストランには行列が出来て、カップラーメンの自動販売機は全部売切れになってました。

 

ラウンジ内の雰囲気は良くて、ワールドカップやオリンピックなどの時にはパブリックビューイングになりそうな感じです。

新宿という場所柄、多国籍な外国の方がけっこう多いです。

 

私はぼっちでしたが、居心地良かったです。

 

 



 

貴重品はカギ付きのロッカーで自己管理

カプセルホテルでは基本的に荷物は全部、カギ付きのロッカーにしまいます。

財布などの貴重品とスグに使わないモノは、ロッカーに入れときましょう。

 

比較的収納力があるロッカーなので、大体のモノはここに入れる事が出来ます。

 

寝床に持ち込むのはペットボトル飲料とちょっとした日用品くらいです。

カプセル内はかなり狭いので、大きい旅行用バッグはカプセル内に持ち込めません。

 

個人ロッカーに入らないほど大きいスーツケースやキャリーバッグは、フロント付近で預かってもらえます。

 

 

お風呂に入る時は脱衣所に普通のザルしか無いので、サイフやスマホなど貴重品は持ち込まない様にしましょう。

 

メガネを間違って持ってかれると困るので、こちらもロッカーに保管した方がベターです。

人を疑うのは良くないけど、脱衣所を専門に狙ってる窃盗常習者が世の中には居るので、大事な荷物は自己責任で管理しましょう。

 

荷物はロッカーが基点になるのでいちいちロッカーに行くのが面倒なら、小さいバッグやポーチなどを用意しとくと便利です。

 

 



 

結論リピ有り!  カプセルホテルに泊まった感想

以前はカプセルホテルにネガティブなイメージを持ってましたが、実際に泊まってみると快適で、いつかまたカプセルホテルを利用したいと思ってます。

 

安い事が最大のメリットですが、その割にはキレイでお風呂も広いです。

 

ほとんどのカプセルホテルで食事が出ない素泊まりプランですが、ご飯は外食かコンビニ飯で事足ります。

 

変にマズい食事が出るより、コンビニ飯の方が普通に美味しいです。

ツナマヨおにぎりは最近よく食べます 笑

 

 

寝る時以外は広いラウンジ内で過ごす事になるので完全な独りになる事が出来ない事と、寝てる時に他の方の物音が気になる事がデメリットですが、コスパが良いのでこんな事は気になりません。

 

私は今後も都内に泊まる用事の時は、迷わずカプセルホテルに泊まろうと思ってます。

満足度は高いです。

 

 

以上、新宿区役所前カプセルホテルについて個人的に書きました。

 

 

 



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